なぜ若者が深大寺(じんだいじ)に殺到?「原宿化」する参道と“逆映え”ブームの真相

(じんだいじ)
めぐり

東京都調布市にある「深大寺(じんだいじ)」。かつては静かで落ち着いた古刹として知られていたこの場所が、今、10〜20代の若者でにぎわっています。

週末の参道には行列ができ、SNSには「#深大寺デート」「#逆映えスポット」といった投稿があふれ、まるで“原宿”のような賑わい。

しかし、派手な観光地化とは一線を画す“静けさ”が、このブームの核心にあります。
この記事では、若者を惹きつける深大寺の魅力と、SNSを中心に広がる“逆映え”トレンドの真相を探ります。

目次

深大寺ブーム再来|「原宿みたい」と言われるほどの賑わい

参道が若者でにぎわう背景

ここ数年、深大寺の参道には週末になると若者グループやカップルが目立つようになりました。
都心から電車で1時間圏内というアクセスの良さに加え、自然に囲まれた落ち着いた雰囲気が「ちょうどいい癒しスポット」として注目を集めています。

調布市観光協会によると、2024年以降の深大寺訪問者数は前年の約2.5倍に増加。特に20代以下の割合が大幅に伸びています。

「深大寺TikTok」で一気に火がついた理由

転機となったのは、2023年頃からTikTok上で拡散された「#深大寺デート」動画。
苔むした石段や湧水の音をバックにした“静かな映え”映像が人気を呼び、「派手じゃないのに心が落ち着く」と共感を集めました。

動画の総再生数は累計で2000万回を超え、SNS世代の間で「深大寺行ってみたい!」という声が急増。
まさに、デジタル時代の新しい観光ムーブメントの象徴です。

僧侶も驚く「訪問者10倍」のインパクト

深大寺(じんだいじ)の僧侶によれば、「ここ1〜2年で若い参拝客が10倍になった」とのこと。
境内の茶屋や土産物店もリニューアルを進め、伝統とモダンが調和する新しい風景が生まれています。

それでも、寺としての静謐な空気を守るための工夫も欠かさず、訪れた人が“喧騒の中にある静けさ”を体験できる場所として進化を続けています。

“映え”から“逆映え”へ。SNSトレンドが変化中

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次